カエデチョウは、スズメ目カエデチョウ科に分類される小さな鳥です。全長は約10cmで、スズメよりもずっと小さいです。灰褐色の体に、黒い尾羽と赤いクチバシが特徴です。比較的おとなしい性格で、他の鳥とも仲良くできます。ペットとして人気があり、飼育しやすい鳥ですが、寒さには弱いので注意が必要です。
カエデチョウ基本情報
分類: スズメ目カエデチョウ科
学名: Estrilda troglodytes
英名: Black-rumped Waxbill
全長: 約10cm
外観: 全体的に灰褐色で、細かい波状の模様があります。尾羽は黒く、外側の白い羽が目立ちます。下腹部は桃色、くちばしは赤く、脚は黒褐色です。オスとメスはよく似ていますが、メスのほうが赤い部分が薄い傾向があります。
カエデチョウ生態
群れ: つがいで生活することもありますが、小さな群れで行動することが多いです。
鳴き声: 「チッ、チッ」という小さな声で鳴きます。
性格: 比較的おとなしい性格で、他の鳥とも仲良くできます。
活動時間: 昼行性で、日中は活発に活動し、夜は巣で休みます。
カエデチョウ分布
原産地: サハラ砂漠以南のアフリカ、カナリア諸島
移入: 日本では、ペットとして輸入されたものが逃げ出したり、放鳥されたりして、野生化しています。東京、大阪、埼玉などで確認されています。
餌
野生: 主に植物の種子、特にイネ科の植物の種子を好みます。他に、昆虫やその幼虫なども食べます。
飼育: シードミックス(カナリアシード、アワ、キビなど)を主食に、青菜やボレー粉、昆虫などを与えます。
子育て
繁殖期: 野生では、雨季に繁殖することが多いです。
巣: 藪や草むらの中に、ドーム型の巣を作ります。巣材には、草や茎、羽毛などを使います。
産卵: 1回に3~6個の卵を産みます。卵は白色です。
抱卵: オスとメスが交代で卵を抱卵します。抱卵期間は約11~13日です。
育雛: オスとメスが協力してヒナに餌を与えます。ヒナは約3週間で巣立ちます。
飼育を検討されている場合は、カエデチョウの飼育方法について詳しく書かれた書籍やウェブサイトを参考にしたり、ペットショップの店員さんに相談することをおすすめします。