ホオアカカエデチョウは、スズメ目カエデチョウ科に分類される小鳥です。頬にある赤い斑点と、全体的に温かみのある茶褐色の体色が特徴です。オスは顔全体が赤くなりますが、メスは頬にのみ赤い斑点があります。温和な性格で、他の鳥とも仲良くすることができるため、複数飼育にも向いています。
ホオアカカエデチョウ
分類: スズメ目カエデチョウ科
学名: Estrilda melpoda
英名: Orange-cheeked Waxbill
全長: 約10cm
外観: 全体的に茶褐色で、頬に赤い斑点があります。オスは顔全体が赤く、メスは頬にのみ赤い斑点があります。くちばしは赤いですが、カエデチョウに比べるとやや暗い色をしています。脚は黄褐色です。
ホオアカカエデチョウ生態
群れ: つがいで生活することもありますが、小さな群れで行動することが多いです。
鳴き声: 「ピッ、ピッ」といった高い声で鳴きます。さえずりは、小さな声でチリチリと鳴くような感じです。
性格: 温和で、他の鳥とも仲良くできます。
活動時間: 昼行性で、日中は活発に活動し、夜は巣で休みます。
ホオアカカエデチョウ分布
原産地: サハラ砂漠以南のアフリカ西部から中央アフリカにかけて
移入: スペイン、ポルトガル、プエルトリコなどに移入されています。日本では野生化は確認されていません。
餌
野生: 主に植物の種子、特にイネ科の植物の種子を好みます。他に、昆虫やその幼虫なども食べます。
飼育: シードミックス(カナリアシード、アワ、キビなど)を主食に、青菜やボレー粉、昆虫などを与えます。
子育て
繁殖期: 野生では、雨季に繁殖することが多いです。
巣: 藪や草むらの中に、ドーム型の巣を作ります。巣材には、草や茎、羽毛などを使います。
産卵: 1回に3~6個の卵を産みます。卵は白色です。
抱卵: オスとメスが交代で卵を抱卵します。抱卵期間は約11~13日です。
育雛: オスとメスが協力してヒナに餌を与えます。ヒナは約3週間で巣立ちます。
飼育を検討されている場合は、ホオアカカエデチョウの飼育方法について詳しく書かれた書籍やウェブサイトを参考にしたり、ペットショップの店員さんに相談することをおすすめします